行者ニンニクは生育スピードが非常に遅く、種をまいてから1年以上経ってようやく発芽します。よって、なるべく早く収穫したい場合は、苗から植えるのがおすすめです。
行者ニンニクの植え付け時期は、地域によって異なります。0度以下にならない温暖地では10月〜12月に、0度を下回る寒暖地では3月頃、もしくは9月〜10月が適期です。春や秋に植えて冬が来る前に根を張らしておくと、冬の寒さにより根が傷むのを防げます。
地植えの場合は、水はけや保水をよくするために、高さ10cm程度の畝をつくります。そして、株間を10〜15cmぐらい取って苗を植えてください。苗を土地の表面から2〜3cm程度出るようにして覆土します。植え付け後は、たっぷりと水やりをしましょう。
鉢やプランターに植える場合は、まず中敷を入れその上に軽石を敷きます。そして地植えと同様のやり方で植え付けます。
株間が狭く感じるかもしれませんが、行者ニンニクの場合は、ある程度密植させると乾燥を防げます。密集してしまっても株分けをすればよいので大丈夫です。